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獅子座の象意

  • 執筆者の写真: Momo ジョーティッシュ
    Momo ジョーティッシュ
  • 2024年3月28日
  • 読了時間: 4分

更新日:2月10日


獅子座

13星座における、獅子座の象意についてお話致します。


エレメント:火

陰陽:男性

活動性:固定

関連惑星:太陽、マルデク(小惑星帯)

その他:太陽が定座

ナクシャトラ:アーシュレーヤ、マガー、プールヴァバルグニー、ウッタラバルグニー

表示体:5ハウス

恒星:レグルス


キーワード:

・消火

・受け入れる

・現実の理解

・現実に向き合う


獅子座は、火のエレメントを持ち、陰陽は男性、活動性は固定、関連惑星は太陽(小惑星帯マルデック)、5ハウスの表示体です。数字の5は、0から10までの数字のちょうど真ん中にあたります。太陽は、太陽系の中心となる恒星であり、惑星は太陽を軸として公転します。獅子座は、様々な観点から、中心という意味があります。


獅子座の象徴であるライオンは、群れ(プライド)で行動します。雄のライオンは、群れで行動する孤高のリーダーです。ライオンの群れは一匹の雄(複数の場合もあるが血縁関係)と複数の雌、そしてその子孫のみで構成されます。血の繋がっていない他の雄による子ライオンは殺し、自分の血族のみを群れの中に残します。血縁を非常に意識します。


百獣の王と呼ばれていますが、その生き様は泥臭く、狩りの成功率が低い為に常に飢えとの闘いです。食料が豊富で飢えの苦しみのない草食動物に比べて、死の恐怖と常に戦っているのはライオンの方でしょう。食べる事、消化する事、少ない食糧を自分の糧にする事に集中します。


この様な特徴を持つ獅子座は、現実的に課題や試練に向き合う力や責任感を持つ、リーダーの様な存在です。存在感があり、矢面に立つ事を苦としません。生きる事に貪欲な為に、三次元的な物質の世界の価値観に馴染み、物質的な繁栄を得意とします。縄張り意識が強く、自分を慕ったり敬ったりしてくれる人に対してはとても親切に面倒を見たり助けたりする傾向がありますが、そうでない人間に対しては冷たく、攻撃をする事に躊躇がない場合があります。


火のエレメントであり、活動性は固定であるために、恒星として不動のまま燃え上がる太陽の象徴です。太陽の中心にいる様な存在ですので、燃え上がる炎で視野が狭くなりやすいです。客観的な視点より主観的な視点が強いのが獅子座の特徴です。火のエレメントの星座はいずれも主観が強いですが、最も主観が強い星座が獅子座と言えるでしょう。太陽の星座ですので影響力もとても強いです。


しかしながら、主観が強いからこそ、迷いなく進めるという事でもあり、意識の向け先が適切なものであれば、世の中を大きく変える素晴らしいパワーを持っています。


精神的な発展のプロセスにおける13星座のサイクルでは、牡羊座~獅子座までの間に人間としての物質的な人生を堪能し、その経験をもって、乙女座の批判的視点でこの世の嘘に気付き始めます。そして、天秤座で事実を俯瞰なく見つめ、蠍座で外側の世界との遮断を行い、蛇使い座で真実に触れる事になります。


獅子座は物質的な人生の頂点ですので、物質的な繁栄に影響されやすい星座ではありますが、獅子座の人に何よりも求められている事は、真実の歴史や事実を知る事で今の現実を見つめ、持ち前の影響力や行動力を正しく発揮する事です。


獅子座にかかるナクシャトラは、アーシュレーヤ、マガー、プールヴァバルグニー、ウッタラバルグニーです。この中で獅子座の領域の多くを占めるのは、マガーとプールヴァバルグニーです。どちらもとても獅子座らしいナクシャトラと言えますが、マガーの場合には、プライドや見栄が強くなりすぎる事、プールヴァバルグニーの場合には、物質主義的な見方が強すぎる事が、霊格を上げる為の視点の切り替えの障壁となります。


人生の使命を正しく認識する事で、他のどの星座よりも素晴らしい影響力を持つ星座です。あなたにアドバイスをしたり、忠告をしてくれる存在はとてもかけがえのない存在です。あなたに繋がってくるものは全て必然で必要なものという事を理解して、様々な可能性を受け入れていく心の柔軟さを持つで、無限大の可能性に繋がっていくでしょう。ます。

元インド占星術鑑定士 鈴

元インド占星術の鑑定士。現在は、インド占星術をベースにし、蛇使い座も含めた13星座での占星術を研究しています。当サイトの記事は今までの占星術の常識を覆す様な内容も含まれる為に、まずは「はじめに」をご覧ください。

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