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生きづらさと星座について

  • 執筆者の写真: Momo ジョーティッシュ
    Momo ジョーティッシュ
  • 2024年8月13日
  • 読了時間: 4分


※本記事による考察は、私の今までの経験上における主観も入っています。真実であるという保証ではありませんので、あらかじめご了承ください。記述内容について、今後アップデートを行う可能性もあります。


インド占星術の鑑定を行なっていた時代に、HSP等の生きづらさを抱えている方、また、ADHDやアスペルガーなどの特徴をお持ちの方の鑑定をする事が多くありました。その様な方々のホロスコープを観察していると、牡羊座、ふたご座、乙女座にそれぞれ惑星が集中している方が多い事に気が付きました。特に、アセンダント・太陽・水星・月が在住する場合は傾向が強いです。


牡羊座は火のエレメントを持ち、1ハウスの表示体、かつ運動星座です。活発な火の要素と運動性が合わさる事で、激しい火の勢いで脳内のエネルギーが空転するかの様に、頭の回転が速すぎて集中力がなかったり、逆に過集中でマルチタスクが難しかったり、主観が強く相手の気持ちが理解しづらかったり等の特徴が出てきます。


一方、双子座と乙女座は、支配星が水星です。水星は思考や脳神経等を表しますので、これらの星座に惑星が集中すると、思考の極端さ、脳神経系の感覚の偏りなどが出てきます。特に双子座のステリウムの場合にはどちらかというとADHDの様な特徴、知性の偏り(天才型)等。ナクシャトラでいうとアールドラーへの惑星集中が最もその様な特徴が出てきます。乙女座の場合にはアスペルガーの様な特徴が出てくるか、HSPの様な感覚的な過敏さ、深く考えこむ傾向などとして現れる事もあります。


いずれも、牡羊座の場合には支配星の火星、ふたご座・おとめ座の場合には支配星である水星がどれだけホロスコープの中で強調されているかも、症状の強弱に関わってきています。


それぞれの星座に木星や土星などの社会天体やトランスサタニアンが在住する場合には大きな影響はありませんが、個人天体、特にアセンダント、太陽と水星、月が在住し、かつステリウムを形成する場合には少なからずこの様な特徴が現れてきます。


過去の経験上、出生図でステリウムがあるよりも、ナヴァムシャでステリウムが起こっている方が、より強く症状が現れる傾向にあると感じています。また、各星座に在住する惑星のダシャーがやってくる時期にも影響されます。


また、水の星座に惑星が在住しない場合は、相手の気持ちが理解できない、空気が読めない等の特徴が出てきます。牡羊座やおとめ座、双子座へのステリウムがあったとしても、水の星座にも惑星が在住する場合には、空気も読める為に、発達障害というよりどこか生きづらさを感じる様な形として現れるでしょう。


私自身も、ナヴァムシャのホロスコープで乙女座のステリウムがあります(アセンダント、太陽、水星)また支配星の水星は、出生図では星座交換、ナヴァムシャでは高揚しており、とても強い状態です。私は幼い頃から酷いHSPで、自分と他人との違いに悩み続けていました。見えないエネルギーに対しての過敏さもあり、他人と関わると、その方がどの様な感情を持っていたか、見えないエネルギーからどの様な影響を受けているのか、夢の内容や、次の日の体の感覚でよく分かりました(エンパスも入っているかと思います)その為に人付き合いに苦労し、深く考えすぎて鬱になりかけた事もありますが、この体質のおかげで、普通に生きているだけでは気づけなかった多くの事に気づく事ができました。


この様に、特定の星座やエレメントの惑星の偏りによって、脳への影響が現れてきますが、私たちの視点を変えることで、この様な特徴を持つ人々は、私たちが生まれてから今までに植え付けられてきた常識によって作られた物質的な次元の中で、適応できないだけなのだ、と気づく事ができます。


現代社会の中で、発達障害という名前でラベルづけをされてしまう様な人々は、生まれた時から生きづらさを感じ、その原因について深く考える傾向がある為に、物質的な次元以外の可能性を模索し、それらの存在を信じる純粋さを持ち合わせています。見えないエネルギーについても敏感である為に、スピリチュアルについても理解が深い方が多いです。その為に、インド占星術の鑑定で多くお見かけしたのかもしれません。


この記事で、少しでも同じような悩みを持つ方の助けになれば幸いです。

元インド占星術鑑定士 鈴

元インド占星術の鑑定士。現在は、インド占星術をベースにし、蛇使い座も含めた13星座での占星術を研究しています。当サイトの記事は今までの占星術の常識を覆す様な内容も含まれる為に、まずは「はじめに」をご覧ください。

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