乙女座の不思議

私の周りには乙女座アセンダントの方が多いのですが、不思議な事に、乙女座アセンダントの方はそれぞれ個別の性質を持っている事が多く、とても興味深く思っていました。
西洋占星術における一般的なステレオタイプの乙女座といえば、真面目で繊細・神経質で潔癖症・完璧主義・心配性といった所ですが、その様な性質をそのまま持っている方をあまりお見掛けしないのです。
私が過去鑑定してきた乙女座の方々の例を挙げると、
Aさん(仮):ある特定の分野にすさまじい集中力を発揮するが、ルールが嫌いで組織に属することができないタイプ
Bさん(仮):仕事はできるが、片付けが苦手で部屋が散乱するタイプ
Cさん(仮):真面目で頑張り屋さんだが、忘れん坊で遅刻や欠席が多いタイプ
この様に、三者三様といった形で、一般的な乙女座のステレオタイプに当てはまる方がいらっしゃらないのが乙女座の不思議でした。共通しているのは、得意と不得意がはっきりしているという所です。
他の星座をアセンダントに持つ方々においては、その星座のステレオタイプ通りの性質を持つ方が多い為に、乙女座だけが何故この様にバラバラなのだろうという疑問をずっと持っていましたが、これに対し、ひとつの結論に至りました。
乙女座は根本にクリティカルシンキング・批判的思考があり、視野が良くも悪くも狭いという特徴があります。それゆえに、乙女座の完璧主義な性質は全方位に及ばず、ある領域だけは集中して完璧を求める事はできるが、全てをバランスよく完璧にする事はできず、白と黒という両極端な性質もあるために、ある領域は完璧に仕上げる事ができても、他の領域はおろそかになってしまい、見方を変えるととても不得意に見えたり、ミスが多かったりするように見えるのではと気づきました。
例えばAさんの場合では、自由奔放で一般的な仕事に就く事に苦労がありましたが、生物や植物を育てる知識については深い知識を持ち、誰よりも完璧に育て上げる素晴らしい能力がありました。
この様に、乙女座については能力のアンバランスさが目立つ例が多くありました。例にもれず私もナヴァムシャで乙女座アセンダントですので、この感覚は非常によく分かりますし、社会での生きづらさを感じています。何か一つに集中すると他の事がおろそかになってしまう、アスペルガーの様な兆候なのだと思います。乙女座は器用な様に見えて不器用な星座です。







